癌(がん)の障害年金③ – 年金請求書にかかるご照会

悪性腫瘍疾患におけるPerformance Status

昨今は、がんの障害年金を請求しますと、審査過程で「年金請求書にかかるご照会」という返戻が届くことが多いと感じています。
その中で、「現症日時点の全身状態は、ADL評価上どの程度でしょうか。下記”悪性腫瘍疾患におけるPerformance Status”の分類から該当する番号を〇で囲んでください」という質問が書かれていることが多いです。

区分 Karnofskyのグレードを参考
0 正常、臨床所見なし
1 軽い臨床所見はあるが、正常の活動可能
2 常に臨床所見があるが、努力して正常の活動可能
3 自分自身の世話はできるが、正常の活動、労働することは困難
4 自分に必要なことはできるが、時に介助が必要
5 病状を考慮した看護および定期的な医療および看護が必要
6 あまり動けず、適切な医療および看護が必要
7 まったく動けず入院が必要だが死はさしせまっていない
8 非常に重症、入院が必要で精力的な治療が必要
9 死期が切迫している
10

恐らく、障害年金を請求する方々は5か6の段階が最も多いのではないでしょうか。

実務上は、一般的に、
5 → 3級~2級の境界
6 → 2級の可能性が高い
という傾向がございます。
特に、悪性腫瘍の障害年金では、PS(パフォーマンスステータス)はかなり重視されており、実務感覚としては、
PS5 → 就労困難・日常生活制限あり
PS6 → 日常生活能力自体が著しく低下
として見られやすいかと思います。

ただし、実際の認定ではPS単独では決められておりません。
・通院頻度
・抗がん剤治療内容
・疼痛コントロール
・倦怠感
・ADL(日常生活活動能力)
・食事・排泄・入浴の介助状況
・外出頻度
・就労状況
・転移の有無
・予後
等から総合的に判断されています。

【PS5でも3級に留まるケース】
・在宅ワークが少しできる
・一人で外出可能
・身の回りの動作は自立
・抗がん剤治療中だが活動性がある

【PS5でも2級になるケース】
・強い倦怠感
・外出困難
・日中の大半を横になっている
・家事不能
・疼痛管理が必要
・骨転移などでADL低下

【PS6で2級になりやすいケース】
・常時介助に近い
・自力移動困難
・活動範囲が家の中中心
・医療・看護依存度が高い
という印象です。

従って、「5は3級~2級のボーダーライン」「6は2級方向へかなり強い材料」と考えると整理しやすいと思います。

癌(がん)の障害年金申請は、スピードが大切です。
迷われましたら、当センターへご相談ください。

 

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