慢性腎不全【多発性嚢胞腎】 障害厚生年金2級
本件は透析クリニックの医師から「透析は10年以上前から開始してるけれど障害年金は未だ請求していない患者さんです。一人暮らしで退職になったから金銭的不安を抱えないように障害年金を請求してあげて下さい」とご紹介されました。他院の初診日証明の実費はその先生がご負担して下さり、障害年金診断書は無料で書いて下さる医師の鏡のような人格者の先生です。
この方はお父様・お兄様も多発性嚢胞腎です。ご自身もいずれはそうなると予測しておられましたが、40歳台までは無症状でした。50歳を過ぎた頃、風邪と痛風症状で自宅近医の内科を受診。その際、血液検査を実施したところ、クレアチニン8を超え、数値の異常から大病院を勧められました。大病院で精査の結果、多発性嚢胞腎と確定診断を受けます。その約8か月後に人工透析に至りました。一人暮らしで働かなければ生活できず、体調も悪い中必死に生きてこられました。その間、周囲のどなたからも障害年金の話は出されなかったため、障害年金の存在に気付かなかったそうです。この度、いつも私をご厚意にして下さっている透析クリニック様の下へ転院されてきて、お話が繋がりました。
結果として、障害厚生年金2級が5年遡及で認定されました。700万円が一時金で振り込まれました。先日、約30年ぶりに再会したお姉様が東京へお越し下さり、本当に感謝していただけました。良い主治医にも巡り会えて安心できますね。ご協力ありがとうございました。