高次脳機能障害 障害共済年金2級

本件は、高次脳機能障害というより、失語症が顕著な方でした。2桁の計算もできず、日付もわからない、小学1年生程度の漢字もわからない等です。発症から3年近く経過していましたが、ご自身のお名前を漢字で書くだけで精一杯のご様子でした。読み書きができないので、メモをとることもできず、電話を受けることもできず、PC入力もできず、元の職場へ復帰したくても、職場から復帰を拒否されてしまいます。これは早く障害年金を申請しなければと思いました。

ところが、東京都職員共済組合へ書類を申請した後、共済から「初診の病院から現在の病院まで全期間分のカルテを開示し、提出して下さい」と言われました。この共済組合では精神や高次脳機能障害の請求を行うと、実態より大袈裟に診断書を書いてもらっていないか否かをカルテで確認するそうです。

結果として、障害共済年金2級が認定されました。カルテ開示や共済への請求等、ご自身で手続きするには動くべきことが本当に多く、働いている奥様がご自身で手続きするには大変だったと思います。専門家へご依頼いただくメリットを実感して下さったのではないでしょうか。ありがとうございました。

 

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