うつ病、注意欠陥多動性障害 障害基礎年金2級
本件は、一人暮らししている方なのですが、本当に重度のうつ病でとてもご自分では書類作成できないので、自宅近くの社労士にお願いしたいとのことでした。
学生時代の頃から片付けができず怒られてばかり。提出物も言われるまで提出しない。遅刻も多い。音や光にも過敏で、母親の料理の味を感じることができない。等色々な要素はございましたが、最もご本人が生き辛かったのはトランスジェンダーの点だと思います。大学在学中に何もする気が起きなくなり、2年留年します。就職後も休職を繰り返し、障害年金のご依頼にお越しになられたときには、復職目指してリハビリ出勤されても2~3時間で体調不良となり、休憩室で横になる始末です。どう見ても全てにおいて他人の援助が無ければ日常生活すら送ることができない程の抑うつのご様子でした。
結果として、障害基礎年金が2級で決定しました。こちらが作成した病歴就労状況等申立書を確認するのも活字を追えず大変だったのではないでしょうか。障害年金はこのような方のためにあるのだと思いました。ご協力ありがとうございました。