線維筋痛症 障害厚生年金3級
この方は線維筋痛症としては心療内科へ通院しており、障害年金の診断書を書いてもらうことができません。主治医から社労士に相談してみたらとのアドバイスを受け、巡り巡って当事務所へご相談に来られました。良くお話を聞いてみますと、リハビリで整形外科にも通院されています。そこで、肢体の診断書中、計測部分とその支障による⑱日常生活における動作の障害の程度と⑲補助具使用状況を整形外科に依頼し、線維筋痛症としての医師の所見部分は線維筋痛症の心療内科の主治医に記載していただきました(=1枚の肢体の診断書を2名の医師によって完成していただきました)。
この方は重症度分類がステージⅡ、トリプタノールとサインバルタが処方されています。痛みと倦怠感のため、元々フルタイマーでしたが、パート勤務へ転換されました。手指・手首・首・背中・腰・股関節を中心に鈍痛と突然電気のように走る強い疼痛が繰り返され、首は殆ど動かせずにいます。夕方になると頭痛や肩の痛み、耳鳴りが強まり、通勤電車の揺れが辛く、帰宅後は殆ど横になっています。トラムセットは勤務中に頭がボーッとしてしまうため、夕方に服用することにしました。
結果として、障害厚生年金3級に決定しました。見た目健康なので周りの理解を得にくく、動きが緩慢なため迷惑をかけていると感じ、落ちこまれるそうです。でも、それでも世の中の人に役立つお仕事をされていますので、この障害年金を受けながらパート勤務で良いのでご自身を鼓舞して外で働き続けていただきたいと思います。ご協力ありがとうございました。