肺腺癌で障害厚生年金2級|抗がん剤の副作用をどう障害年金の審査に反映したか

このお客様は、当初、奥様がご自身で障害年金を請求しようとされ、病院のソーシャルワーカー(SW)さんへ相談されたことがきっかけでした。そこで社会保険労務士へ依頼する方法を知り、インターネットで障害年金専門の社労士を探され、ご自宅から近く、がんによる障害年金の申請実績が多い当事務所へご相談いただきました。

最初は発熱や咳が続き、呼吸器内科を受診。検査で胸水を指摘され、その後の精査で、胸水・胸膜播種・無気肺・肺内転移を伴うステージ4の肺腺癌と診断されました。翌月から休職し、免疫療法・化学療法を開始しましたが、治療に伴う副作用や胸水の貯留、体力低下が進行。その後も胸膜癒着術やエンハーツによる治療を続けましたが、骨転移も認められるようになりました。抗がん剤治療による強い倦怠感、体重減少、手足のしびれ、歩行困難などもあり、日常生活にも大きな支障が生じていました。長時間座っていることも難しく、横になって過ごす時間が多い状態で、休職後は職場復帰できないまま治療を続けていました。

がんの障害年金では、病名やステージだけで等級が決まるわけではありません。
転移の状況、治療内容、副作用、全身状態、日常生活への影響、就労状況、ご家族からの援助などを総合的に見て判断されます。
今回、奥様がこれまでの抗がん剤治療や副作用、ご主人の体調の変化を細かくメモに残してくださっていたため、がんそのものだけでなく、抗がん剤の副作用や日常生活への影響まで具体的に整理し、病歴就労状況等申立書へ反映することができました。
また、診断書の作成にあたっては病院のSWさんにもご協力いただき、主治医の先生へしっかりと働きかけていただいたことで、治療経過だけでなく、現在の生活状況や労働能力まで十分に記載された内容の濃い診断書が仕上がりました。

申請の結果、障害厚生年金2級に認定されました。
当事務所では、がんによる障害年金の申請では、検査結果や病名だけでなく、抗がん剤治療の副作用や日常生活・就労への具体的な影響まで丁寧に拾い上げ、審査で伝わる形に整理することを大切にしています。
今回も、奥様の詳細な記録と病院のSWさんのご協力のおかげで、ご本人の状態をしっかりと申請書類へ反映することができました。
とても温かい奥様で、私自身もこれから先ずっと応援していきたいと思えるご家族でした。この度は当事務所へご依頼いただき、本当にありがとうございました。

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