乳がん術後多発肝転移 障害厚生年金2級

この方は吉祥寺のお近くにお住まいで、立ち上がることも不自由だから訪問面談をご希望のため当センターにお問合せ下さったそうです。中学生と小学生のお子様をお持ちの方でした。これまで夫婦共働きで生活を支えてきましたが、医療費の家計への圧迫と今後の病状には不安しかなく、家族の生活を考えて障害年金申請に至ったそうです。

元々は立ち仕事の販売員でしたが、初診日から18か月で骨盤と肝臓への転移が認められ、通勤困難となり、長時間立っていられなくなりました。私とお会いした初診日から2年経過時には週2日出勤できれば良い方でした。お会いした直後に肝機能低下がみるみる進行し、腹水を抜いても直ぐに溜まってしまいます。悪心、黄疸著しく、病院には夫同行で車椅子にて通院しますが、長時間待合室で座っていると苦しくなり、病室のベッドを借りている状態でした。終日就床状態で、寝ている状態から立ち上がった際の立ち眩みが激しいとのことです。

結果として、障害厚生年金2級が認定されました。仕上がってきた初診日から1年6か月の診断書の内容は3級相当でしたが、そこから半年しか経過していない現時点の検査結果を添付し、肝臓の現状の数値は1級状態である旨を訴える申立書を添付したところ、審査から電話がかかってきました。本当は初診日から1年6か月経過から1年経たなければ2枚目の診断書を提出できないところ、肝臓の現在の診断書を添付すれば認定を考慮していただけるとのことでした。障害年金に強い社会保険労務士にご依頼いただけたメリットだと感じております。審査中にご逝去されてしまいましたが、結果的には3級でなく2級に決定し、ご主人にも喜んでいただけました。ご冥福を心よりお祈りしております。お辛い中、最後までご協力くださり、誠にありがとうございました。

 

お問い合わせ・無料相談

お電話お問い合わせ:070-6426-9465(平日:8:00~20:00)