卵巣癌 60代女性 障害厚生年金3級
この方は、卵巣癌が発覚してから手術日を迎えるまでの間、無理して仕事の引継ぎを行っていたところ、卵巣癌が破裂。左右両方の卵巣を摘出し、子宮も全摘。卵管・大網・リンパ節60個以上も切除しました。
職場復帰はしたものの、抗がん剤治療の後遺症で中枢・末梢神経障害に苦しんでおり、この状態は一生続くと主治医に言われています。脚のリンパ浮腫のため長時間の座位が困難、関節痛により手指が変形して字は書きにくくなり、水も触れず、パソコン作業も不自由です。また、広範囲の摘出により尿意・便意を失ってしまい、時には失禁してしまいます。フレックスの職場なので、体調不良の日はフレックスを最大限活用されていますが、それでも遅刻・早退・欠勤が多く、この勤怠は証明として請求書類に添付いたしました。
結果として、障害厚生年金3級が認定されました。癌が寛解しても一生後遺症を抱え、生活と高額な医療費のために働き続けざるを得ず、大変苦しんでおられました。障害年金を受給することによって、無理のない働き方ができるようになったと感謝していただけました。本当にありがとうございました。