乳癌 60代女性 障害基礎年金1級

この方の初診の病院は、既に廃院していました。18年前に、娘さんから「胸の形がおかしい」と指摘を受け、乳癌の確定診断に至ります。廃院した総合病院は、もともと糖尿病として内科に通っており、内科から外科へ紹介受診されたものです。運よく、その内科の主治医が現在は開業されており、この方は、糖尿病としてその開業したクリニックに通院を継続されていました。そこで、その内科主治医に第三者証明を依頼しました。第三者証明は、一般的には非常に弱いです。しかし、医師の第三者証明は、正に証言になるのだなぁ、と思いました。

この方は、当初は左乳房を亜全摘していましたが、7年後に再発転移してしまいます。現在は、骨・肺・脳へ転移しており、とても歩ける状態ではありません。骨はレントゲンを撮ると大変薄く、医師にも驚かれていた程です。余命4か月と言われていました。

結果として、障害基礎年金1級が認定されました。実は、この方は審査中3か月目にご逝去されてしまいました。ご主人への未支給年金に切り替える手続きを行い、そこから未支給の審査が更に3か月かかりました。これだけ初回振込みに時間がかかって、ご家族へはたったの3か月分です。末期癌の方の障害年金は、本当にスピード命だと実感しました。ご冥福をお祈り申し上げます。本当に本当にありがとうございました。

 

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