脳出血 50代男性 障害基礎年金2級

この方は、現在は通院しておらず、遡及の診断書を書くリハビリ病院から現在の診断書は書かないと断られてしまったとのことでした。しかも、16か月の頃も通院していないので、リハビリ病院を退院した初診から7か月の症状を固定として遡及請求しなければならない状況でした。現在の診断書を書いてもらえる病院は見つかったものの、遡及分が「固定」ですので、現在の診断書と遡及診断書の内容はほぼ同じである必要があります。仕上がってきた診断書は、予測通りリハビリ病院の遡及分が軽症で書かれており、しかも「症状固定」の要件を満たせない内容でしたので、訂正依頼をかけました。

この方の現在の症状は、利き側の右片麻痺が著しく、字を書くことも困難です。両手の作業はもちろんできません。入浴は自宅ではできないのでデイサービスで行います。歩行は、下肢装具と四本杖を使用しますが、1度に歩ける距離は長くて50m程度です。なお、お問合せをいただいた時、高次脳機能障害もあるとお聞きしましたが、実際にお会いすると3級相当と感じました。右片麻痺のみで2級相当になると確信していましたので、3級相当の高次脳機能障害の診断書を提出する意味は無いと判断しました。(ちなみに、高次脳機能も2級相当であれば併合1級になれます。)

結果として、障害基礎年金2級に認定されました。この方のように、現在は通院しておらず、どの医師に診断書を依頼するか迷われたらご相談下さい。書いていただける理学療法士さんと病院をご紹介します。

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