脳出血　50代男性　障害基礎年金１級

本件は、初診日が脳出血で倒れた日なのか、原発性アルドステロン症が原因とされて初診日になるのか、奥様が判断に迷われていました。また、奥様はフルタイマーで障害年金の書類作成の時間がとれないこともご依頼の理由だと思います。症状は左片麻痺と高次脳機能障害だとお聞きしていましたが、実際には明らかに肢体のみで1級の方だと思ったので、無駄に高次脳機能障害の診断書まで取得する必要はないと判断しました。

回復期リハビリテーション病院退院後は介護施設に入居中です。状態としては、会話はできるようになりましたが、食事すらも口の左側から食べ物が垂れ、歩行もトイレも難しく、完全な車椅子生活です。左手の指は5本とも自分の意思では動かせません。着替えも全て人に介助してもらっています。

結果として、障害基礎年金1級に認定されました。初診日を脳出血で倒れた日として簡潔に証明し、専門家へのご依頼の意味を感じていただけたかなと思いました。