脳出血 30代女性 障害厚生年金2級

この方は、妊娠9か月のときに脳出血が起こりました。最初は左手が動かなくなり、次第に左足も動かなくなります。翌日、何かおかしいとなり、まずは通院していた産婦人科へ行きます。そこから脳神経外科を紹介されるのですが、妊娠の浮腫みだろうと誤診されます。産婦人科の主治医へ戻って相談したところ、ではしっかりとした大病院を紹介しましょうとなり、脳出血が判明しました。

この方の素晴らしいところは、本来、医療従事者なので知識があるのと、ご主人が様々な良い医療機関を徹底的に調べる点です。従って、子育てしながらのリハビリは大変だったと思いますが、お会いした時には、完全な左片麻痺ではなく、装具と杖を上手に使用しながら、段取り良く生活されていました。残念な点は、ご依頼時に第二子を妊娠中だったのですが、住民票の取得も「妊娠中で動けないので」とお願いされてしまったことです。当事務所としては、住民票の代理取得は行っていません。お身体が不自由で動けない障害年金のお客様は、これまでも数多くいらっしゃりましたが、皆様、家族の方が取りに行って下さっています。この方は、ご障害で動けないのではなく、妊娠というプライベートの理由で動けないのですから、住民票取得代理はお断りさせていただきました。

結果として、障害厚生年金2級が遡及で認定されました。この方は、現在、遡及のための診断書を書いていただく病院から転院されています。しかし、転院したのは、その病院の主治医が、現在の病院へ転勤したことについて行ったことによるものです。従って、遡及分も現在分も診断書は、その主治医に書いていただきました。診断書依頼にも色々なパターンがあるものです。

 

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