知的障害 20代女性 障害基礎年金2級

知的障害の認定基準は、IQ50以下とされています。この方は愛の手帳4度で、外見は普通に見受けられます。直近の検査では、IQ54IQ52でしたので、この検査結果を添付しました。また、障害者雇用としてフルタイム就労中です。勤務先ではどれだけ配慮を受けながら就労されているかを上司の方にヒアリングさせていただきました。

この方は3歳時に急性脳症に罹患し、左手の軽度麻痺と軽度知的障害が残りました。そのため、精神科ではなく、神経内科に通院されていました。診断書が仕上がってきた時、主治医の先生は精神の診断書の書き方に慣れていないなぁと思いましたので、失礼ながら訂正依頼させていただきました。更に、コミュニケーションの困難さ、数の概念の困難さ、イジメられてきたこと、普通学級の中で学習面の困難さ、特別支援学級に移ったこと、職場での様子と帰宅後の様子等を病歴申立書にしっかり落とし込みました。

結果として、障害基礎年金2級が認定されました。いつも思うのですが、この世の中は、軽度の方はあらゆる制度に救われず生きづらいということです。ここにご家族の方がどれだけ苦労されているか図り知れません。私は障害年金取得のサポートしかできないので心苦しいのですが、何とか理解ある周囲に恵まれて糸口を見つけていただきたいと切に願っています。ありがとうございました。

 

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