自閉症スペクトラム障害　20代女性　障害基礎年金2級

本件は、当初はお母様がご自分で書類作成されようとしており、診断書まで取得済みだったのですが、病歴就労状況等申立書を書く段階で手が止まってしまったとのことでした。お母様はフルタイム就労でお忙しかったこともあり、報酬を払ってでも専門家へ依頼した方が良いとご判断されたそうです。また、本件は「自閉症スペクトラム」でしたので、初診日の証明が必要だったのですが、当初お母様が市役所へ行かれたときは、「愛の手帳があれば初診日の証明は不要」と言われたそうです。愛の手帳で初診日証明が省略できるのは、主が請求傷病が「知的障害」のときです。急遽、受診状況等証明書を取りに出向きました。

症状としては、空気が読めず、場違いな言動をしやすいです。こだわりが強く、思いどおりにいかないとかんしゃくを起こしてしまいます。被害念慮や感覚過敏もあります。過去にイジメられた経験があり、転換性障害との診断を受けたこともありました。

結果として、障害基礎年金2級が認定されました。ご本人様からは時として笑顔が見られることもあり、何とか就労を開始できる糸口はないかなぁ、と思いました。ありがとうございました。