多系統萎縮症 60代女性 障害厚生年金3級

この方は東京ではなく、九州の方でした。しかし、お近くで難病に強い障害年金社労士が見つからず、東京に住んでいらっしゃるご子息が当事務所を探し当てて下さりました。

もう一つ課題がありました。多系統萎縮症の確定診断を受けて治療が開始したのは、依頼を受けるたった2か月前のことでした。全く16か月経過していません。最近の難病は、確定診断を受けて治療が開始したときを初診日と認定される傾向にあります。しかし、この方が多系統萎縮症の病型のシャイ・ドレーガー症候群が出現し始めたのは6年前からです。今では随分進行してしまっているので、「あと14か月待ちましょう」とお伝えするのは憚られました。そこで、誤診されていた時期を初診日として、上手く主張していくことにしたのです。

現在の症状は、シャイ・ドレーガー(起立性低血圧、排尿障害、睡眠時無呼吸症候群など)だけでなく、小脳症状、パーキンソニズムもあります。

結果として、障害厚生年金3級に認定されました。この方は60代前半で、既に老齢厚生年金を受給中でした。しかし、障害年金3級が決定したことにより、老齢厚生年金の障害者特例が適用されることになり、老齢年金が倍以上増額しました。しっかりされたご主人とおしどり夫婦で、今後も仲良くお幸せに!ありがとうございました。

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