脳出血【ファブリー病】 50代女性 障害厚生年金3級

この方の難しい点は、2点ありました。1点目は、脳出血の後遺症である麻痺が軽度なため、3級ですら該当するか微妙であったこと、2点目は、初診日は脳出血で倒れた日なのか、それとも、既往症にファブリー病をお持ちでしたので、脳出血の原因がファブリー病とされれば初診日はファブリー病の初診日まで遡るかもしれない、ということです。

診断書は、握力も20kg位ありますし、可動域・筋力は正常でした。しかし、脳血管疾患はそれよりも日常生活動作の不自由さの方が重要だろうと信じてトライしました。また、初診日証明は、脳出血の初診日証明とファブリー病の初診日証明の両者とも準備し、どちらに認定されても良いようにしました。ファブリー病から心房細動も発症されており、脳出血・脳梗塞も3回発症されていたので、これら全ての原因がファブリーだと認定される可能性も否定できなかったからです。

結果として、障害厚生年金3級が認定されました。初診日は、脳出血で倒れた日で認定されました。この方はご自身が看護師さんで、ご病気に対する細かな日付や内容を全て記憶されており、流石だと感じました。ご自身が当事者ですと、人の気持ちがよく理解できると思います。ご障害に負けず、こういった方が世の中を支え続けて下さっているのだと思わせる方でした。ありがとうございました。

 

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