拡張型心筋症(CRT-D装着)⇒不支給… 50代女性

CRT-Dが埋め込まれていた方でしたので、2級は確実だと考えていました。ちなみに、この方は国民年金ですので、2級までしかあり得ません。障害認定基準には、次のように書かれています。

⑦重症心不全
心臓移植や人工心臓等を装着した場合の等級は、次のとおりとする。ただし、術後は次の障害等級に認定するが、12年程度経過観察したうえで症状が安定しているときは、臨床症状、検査成績、一般状態区分表を勘案し、障害等級を再認定する。
・心臓移植 1
・人工心臓 1
CRTCRT-D 2

初回請求は2級に認定し、次回更新時に臨床症状や検査成績等が見られるのかと思いきや、初回の裁定請求から不支給となってしまったのです。確かに、CRT-D埋め込み後なので状態は安定してしまっているのか、診断書の内容は3級レベルではありました。
また、埋め込みから2年以上経過はしていました。

不支給になると、お客様も私も非常に落胆します。唯一の救いは、当事務所の報酬は決定されたら報酬をいただく仕組みですので、不支給であれば報酬は発生しませんから、お客様が負担されたのは診断書費用程度で済んだことです。そのお客様は、「2年後に再埋め込みするので、そのときにまたお願いします。」とおっしゃって下さりました。反省案件です。

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