重度知的障害・てんかん 20代男性 障害基礎年金2級から1級へ

この方は、20歳のときにご家族自身でご申請され、2級をお持ちでした。しかし、「他の2級の子を見ていると、うちの子が1級でないのはおかしい」と親御さんは悶々と思っていらしたそうです。周囲からも「一度決定してしまったものは、等級を上げるのは難しい」と言われていました。

初回面談でお会いすると、IQ20前後で、強直間代発作(意識をなくし、手足をつっぱらせた後、ガクガクさせる全身けいれん発作)が月4回起きており、確かに1級でないのが不思議です。しかし、前回提出した診断書を拝見して納得しました。診断書が非常に軽く書かれているのです。再度、診断書を前回の医師に依頼しましたが、前回と全く同内容で仕上がってきてしまいました。そこで、別の療育センターの主治医に依頼したところ、ご本人様の状態をしっかり反映した診断書を仕上げてくださったのです。額改定請求には、その診断書と、作業所の先生から受けている配慮をヒアリングしたシートを添付して提出しました。

結果として、障害基礎年金1級に改定されました。知的障害は症状が変わるものではないので、一度2級で決定してしまうと等級の改定は難しいかもしれません。しかし、悔いのないようにトライしてみることが大切だとつくづく実感しました。私は、依頼人であるこのお母様の明るさが大好きで、涙が出そうです。今後も応援させて下さい。

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