双極性感情障害　30代女性　障害基礎年金1級

精神の障害年金で1級に認定されることは、かなり難しいです。精神・知的障害の障害年金は、2級の幅が非常に広く、1級はごく限られています。

この方は、もともと不安障害でした。処方された薬が合わず、通院・服薬をやめてしまいます。再受診したときには、統合失調症の急性期状態で、大学病院に医療保護入院となります。薬物療法も効かず、無けいれん通電療法が行われ、過去の記憶を喪失してしまいました。診断名もその後、何度も変更されます。出産後、また情動不安・興奮・多弁等で四肢拘束の入院となり、再度、無けいれん通電療法が行われ、入退院を繰り返されています。

結果として、障害基礎年金1級が20歳までの遡及で認定されました。この方は、見かけは普通の方ですし、学歴も十分です。依頼主のご主人も知識人だと思いました。わりと文章一つ一つについても手厳しいご主人で、私も成長させていただきました。ありがとうございました。お子様と3人でお幸せに。