障害年金、20歳前でも準備できる!
障害年金が(原則として)初診日から1年6か月経過後、かつ、20歳誕生日後でなければ申請できないことはご存知の通りです。
しかし「20歳誕生日を迎えるまでに準備しておけることはないのかなぁ」と思われるお母様方にこれまで何度もお会いしてまいりました。
よく“再登校に必要なスキルの例”として、次のことが挙げられています。
☑不安が無い:学校に関する不安・恐怖が無い
☑登校意義:学校に行く目的を明確に述べられる
☑社会的スキル:分からないことを教師らに尋ねられる、一人で移動できるなど
☑学力的状況:学年相応の学力を習得している
☑身体的状況:登校可能な体力がある、運動会などの行事に参加できるなど
☑生活習慣:登校可能な生活習慣を身につけている。欠席は病気など適切なときにする
※小野昌彦氏の研究から
でも、上記のことが難しいのが発達障害や精神障害のお子様ですよね。
そこで、まずは20歳前でも障害年金について準備できることを述べさせていただきます。
①20歳のときに障害年金診断書を書いていただける病院へ定期的に通院すること
②①で受診する際、日常生活の困難さを主治医の先生に伝えておくこと(他人とのコミュニケーション、感覚過敏、食事、外出、入浴、着替え、公共交通機関など)
③ことあるごとに、お母様が日記をつけておくこと(年月日は特に大切です!)
④初診の病院から「受診状況等証明書」(←障害年金の初診日証明です)を取得しておくこと
特に、④はカルテの法定保管期間が5年ですので、お早目に取得された方が望ましいです。
万が一、障害年金を20歳のときに申請しなかったとしても、今後のお守り代わりにお手元にお持ちになっていらした方が安心だと考えます。
書式は日本年金機構HPからダウンロードできます!
https://www.nenkin.go.jp/shinsei/jukyu/shougai/shindansho/20140421-20.files/0000012239XWI83snsjt.pdf
何かお手伝いできることがございましたら、吉祥寺障害年金サポートセンターまで。